Gary Yasukawa
  • Gary Yasukawa
  • 1978年・午年生まれ。
    ウマ科研究者。乗馬と競馬をこよなく愛し、地球上の全ての品種の馬に跨り、また地球上の全ての競馬場を踏破する野望を胸に抱きつつ、平素は電気系エンジニアという触れ込みで世を忍んでいる。
Gagnant~地球に生きる、全ての馬に逢うために...
ゲイリー・ヤスカワの競馬・馬乗り
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2010年2月2日 日本競馬の進上金制度について考える
スポーツ各紙によると、昨日2月1日。JRA・日本中央競馬会は、昨年窃盗で逮捕された佐藤聖騎手の騎手免許を取消した。騎手本人から取消しの申請があり、JRAがこれを受諾したという形だ。盗まれた品は、たった8000円のスニーカーで、しかも同僚騎手の物だったという。

騎手という職業は最低限、体格・運動神経ともに先天的な適正が備わっていないと就けない職業だけに、ワタクシは憧れや敬意を持っている。だからこういうニュースは色々な意味で寂しく感じる。

もしこれが事実であれば、罰を受けるのは当然ではあるし、騎手個人の人格の問題もあるので軽率なことは言えないが、ひょっとすると、 『人に夢を売る商売である騎手に、たった8000円の物を盗もうと思わせた』 現在の状況に問題があるのかもしれない。

近年JRAでは、上位騎手と下位騎手の収入格差拡大が指摘されている。2009年の最多賞金獲得騎手である武豊騎手が獲得した賞金は27億円あまりであった一方で、年間に1勝も出来なかった騎手は実に20人を超える。

現在では、レースの賞金のうち、80%が馬主の取り分で、その残りを 『調教師10%、厩務員5%、騎手5%』 というように支給する進上金の制度がある。例えばジャパンカップ(G?)の優勝賞金は2億5000万円。ここで優勝すると、優勝騎手は5%の1250万円を進上金として受取ることになる。

この他にも出走手当や、調教手当、厩舎の所属騎手には給料が支払われるのだが、基本的に騎手という仕事は、実力勝負で、命がけの勝負の世界だ。そのこと自体は競馬がプロスポーツである以上、当然である。

また、馬主サイドにしてみれば、当然腕が良くて経験豊富な騎手を乗せたいと考える。これも当然。誰に騎乗依頼してもギャラが5%であれば、成績上位の騎手に依頼が集中するのは当然のことだ。しかしながら経験の乏しい若手騎手などがスキルを上げるためにはレースに騎乗する事こそが不可欠だという。このチャンス自体が少ない現状が、現在の格差拡大を招いた大きな原因だといえる。

故大川慶次郎先生も著書に記されていたのだが、武豊騎手でも、年間0勝の騎手でも、進上金一律5%という現行の進上金制度に少し問題があると思う。だからワタクシは、騎手が受け取る進上金のパーセンテージを一律ではなく、騎手の進上金を2?10%程度の幅を持たせて、騎手と馬主が個別に交渉できるようにすればいいのではないか?つまり調教師と厩務員の取り分は変えず、馬主と騎手の取り分合計85%のうち、騎手の取り分を上記範囲内で個別交渉する形にするのだ。

このぐらいの幅があれば、馬主は出走馬の個性や、勝負気配に合わせて、ギャラの安い騎手を乗せてみようというインセンティブが働くはずだし、ひいては若手騎手に与えられるチャンスの拡大、さらには日本競馬全体のレベルアップに繋がると思う。

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